マイタウン薬局勝川店ブログ

セルフメディケーションへ向けてのスイッチOTC医薬品・先発品・ジェネリック医薬品(後発医薬品) のおさらい

Date:2017.1.7 | 14:50

新年あけましておめでとうございます。本年も皆様のお役に立つような情報をあげていければ・・と思っております!どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今年は色々変化のある年になりそうですね。気になるところで 個人型確定搬出年金、配偶者扶養控除、セルフメディケーション税制、海外ではトランプ氏の大統領就任などなど・・。

そのなかでも 平成29年1月1日からセルフメディケーション税制というものが始まりました。一言でまとめると自分の体を自己管理し何か不調があれば軽いうちに自分で治してしまいましょう!というのが目的で税金控除が新しく出きました。
そしてこれのキーワードがスイッチOTC医薬品

普段薬局で患者さまとお話しさせていただいていると先発品ジェネリック医薬品を混同されている患者様がいらっしゃいますが、そこへ馴染みの薄い言葉、スイッチOTC医薬品がさらに登場です・・(実はだいぶ前からあったのですが。)
ここで簡単に上記の言葉のおさらいを。

スイッチOTC医薬品:医師の診断・処方箋に基づき使用されていた医療用医薬品を薬局・薬店などで購入できるように転用された医薬品。(※1)
先発品:新薬とも呼ばれ、今までなかった薬効成分の開発・承認・発売された薬。一定期間特許権で守られている。
ジェネリック医薬品:先発品と有効成分は同じ。先発品の特許が切れ、他のメーカーも製造できるようになったもの。研究費が先発品と比べ抑えられる分 、お薬の価格も安くなっている。
(スイッチOTC医薬品は一般用医薬品、先発品とジェネリック医薬品は医療用医薬品に分類される。)

そこで今回のお題の最重要点。
この3点、名前が違えど有効成分が同じものがあるということです。
商品名になってしまうと区別がつきにくいですが、成分表示を見ていただくと同じ成分のものがあるので要注意です!
普段は医師に処方された薬しか飲まないから薬店で薬を買って飲まないと決めていらっしゃればあまり問題はないのですが、何かあった時に医者にかかれない・病院が休み、しかたがないから臨時で薬店で買おうという時に注意です。

たとえば分かりやすいところで ロキソニンという解熱・鎮痛剤があります。
医療用医薬品とスイッチOTC医薬品は全く同じ成分・含量です。(たまに1錠あたり30㎎という半分の有効成分のものもあり)このようにわかりやすい名前で書いてあれば同成分ということにも気づきやすいのですが 同じ成分を含むけど商品名が変わって市販で売られているものもあるので要注意です。 またジェネリック医薬品でも成分表示の名前であれば市販の薬の成分を見れば同成分と気付くのですが、ジェネリック医薬品の中にはまだ以前からある商品名のものもあるのでそれが市販のロキソニンと同成分と気付かない場合もあるのでさらに要注意です。
有効成分の重複に気付かずに飲むということは倍の量を飲んでしまうということ、副作用も出やすい状況に陥ります。
マイタウン薬局ではお薬手帳というものをできるだけ持っていただくよう説明させていただいております。普段からお薬手帳を持ち歩いて 臨時で市販の薬を買わざるを得ないときは必ずお店の薬剤師に見せて併用してよいか、また飲み合わせは大丈夫か相談してから購入しましょう。

セルフメディケーション・・、自己管理することにより自身の食生活や健康を見直す良い機会ですね!皆様がいつまでも健康でいられますよう心から願っております。

追記
セルフメディケーション税制を受けるためにはいくつかの条件がありますので詳しくは厚生労働省のホームページをご覧くださいね。↓(スイッチOTC医薬品の対象品目一覧もあり)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html(今までの医療費控除と選択制になるそうです)

※1 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000127534.html
厚生省HPから引用

 

 

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