マイタウン薬局熱田店ブログ
#89314(やくざいし)
こんにちは! マイタウン薬局熱田店です。
お待たせいたしました! 丑年の「師走」に、牛が走って、うっしっしっし~(;^ω^)
🐄・士・師・司~~♪♪ さて皆さん、「し」のつく職業、いくつ思いつきますか?
本日のテーマ:「士」と「師」と「司」
▶「士」とは
①男子。特に、学問・道徳を修めた男子についていう。 ②さむらい。武士。③古代中国で、大夫と庶民との間に位した身分。
「事を処理する才能のある者」で、専門の技術・技芸を修めた者のこと。
例えば、「楽士、騎士、義士、紳士、闘士、武士、弁士、名士、勇士、力士、烈士」など。
「士」の付いた資格の代表
他、介護福祉士、気象予報士、行政書士、建築士、司法書士、社会福祉士、社会保険労務士、税理士、不動産鑑定士、弁護士、理学療法士、など。
▶「師」とは
①学問や芸能などを教える人。先生。師匠。 ②僧侶・神父など宗教上の指導者。③中国、周代の軍制で、二五〇〇人を一師という。転じて、軍隊、戦争。
「教え導く者」で、一芸に秀でた者(技術者・専門家)のこと。
例えば、「技師、教師、講師、牧師、伝導師、導師、漁師、猟師、講釈師、能楽師、宣教師」など。
「師」の付いた資格の代表
他、きゅう師、助産師、歯科医師、獣医師、放射線技師、調教師、はり師、保健師、理容師、臨床検査技師、など。
▶「司」とは
律令制で、省に属し、職・寮に次ぐ役所。
「司」は、元々は「役所」の意味で、「その役に責任をもつ者」を指していて、役目を受け持つ人の職務の名称に付きました。
「行司、宮司、郡司、国司、祭司、造酒司(さけのつかさ、ぞうしゅし)、鋳銭司、兵馬司」など。
「司」の付いた資格の名称
こうした言葉から、児童福祉司、身体障害者福祉司、知的障害者福祉司、保護司という職名が生まれました。
※出典元「大辞林第三版」三省堂 /「日本語に強くなる本」省光社 /「朝日新聞の用語の手引き(2015版)」朝日新聞出版 / 教育出版「言葉のてびき」
【まとめ】
「…士」 → 「事を処理する才能のある者」
「…師」 → 「教え導く者」
「…司」 → 「役所でその役に責任をもつ者」
「士」と「師」と「司」の違い。「社会福祉士」と「児童福祉司」など、同じ分野の仕事なのに「士」だったり「司」だったり、使い分けに難しさを感じるテーマでしたね。
私たち「薬剤師」・・・教えを導く者・薬の専門家として、これからも日々自己研鑽に励みたいと思います。