マイタウン薬局熱田店ブログ

ツーデーツ (2デーツ)

Date:2022.6.4 | 14:00

こんにちは(*^^*)  マイタウン薬局熱田店です。

 

暑い日が続いていますが、体調はいかがですか?

熱中症予防のため、水分補給はこまめにできていますか?

            

先日スーパーであまり見かけないドライフルーツを目にしまして・・・

✨今回はミラクルフルーツと言われている「デーツ(なつめやし)」について✨

じつはこのデーツ、ドライフルーツとしては日本での認知度が低いのですが、すでに45年以上前から日本の食卓に根付いているんですって。

皆さんよくご存じの「オタフクソース」は、45年前からデーツをお好みソースの原料として使っています。その量は日本に輸入される約1300トンのうち、約3割にあたる約400トンにもなるそうです

デーツの持つコク深い甘味がお好みソースの原料として合うのですね。また栄養価にも着目し、今では「酢」の原料としても使われています。

古代エジプトの女王クレオパトラが、日頃からよく食べていたと言われている果実「デーツ」。

デーツは中東の乾燥した地域などで広く栽培されており、木の上で熟して自然乾燥させる、いわば天然のドライフルーツです。

味は黒糖や干し柿のようにねっとりと甘く、中東では砂糖代わりに使われることも。

それではさっそくデーツの栄養成分の主なものを見ていきましょう。

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抗酸化作用のある「β-カロテン」

老化や動脈硬化などを予防する強力な抗酸化力があり、またβ-カロテンは体内に入ると、必要に応じてその一部がビタミンAに変化して、目や皮膚にとって、とても大切な役割を担っています。

一方でビタミンAには悪心・嘔吐などを引き起こす過剰症もあります。通常の食事ではほとんど起こらないですが、サプリメントで摂ったり、ビタミンAが特に多いレバーを沢山食べる時は注意が必要です。

高血圧を予防する「カリウム」

カリウムは人の体にとって必要なミネラルの一種で、ナトリウム(塩分)を排出する働きがあるため、塩分の摂りすぎを調節し高血圧を予防します。

その理由としては、カリウムは腎臓でナトリウム(塩分)の吸収を抑制し、尿中へ排泄させ血圧を下げる効果があるからです。

なお、デーツは水分が抜けて栄養素が凝縮しているため、可食部100gあたりに含まれるカリウム量は550mgととても多いです。

骨や歯を健康に保つ「マグネシウム」

マグネシウムはミネラルの一種で、カルシウムなどと共に骨や歯を作ったり、体内でさまざまな代謝をサポートする働きがあります。

マグネシウムが不足すると、骨粗しょう症や心疾患、高血圧などを引き起こしたり、精神障害の症状が現れることも。

実は昨今の国民健康・栄養調査によると、マグネシウムは不足気味の栄養素の1つに挙げられているそうです。

なおマグネシウムは、通常の食事から摂りすぎても過剰症にはなりませんが、サプリメントなどから大量に摂取すると、お腹がゆるくなるので注意が必要です。

お通じ改善効果のある「食物繊維」

食物繊維は、水に溶けにくい不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に分かれます。

不溶性食物繊維は、便のカサを増やすことで腸を刺激して、快便へ導く効果があります。そして、デーツには不溶性食物繊維がとても豊富です。

一方で水溶性食物繊維は、血糖値の急上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度を低下させる働きがあります。

国民健康・栄養調査によると、食物繊維の摂取量は国が定める推奨量(18~64歳の男性21g、女性18g以上)にとどいていないのが現状です。

生活習慣病予防の観点から考えて、食物繊維は意識して摂りたい栄養成分です。

ですが・・・

デーツは1粒(約4g)あたり11kcal、糖質は2.6g含まれています。

まさにクレオパトラの愛したミラクルフルーツでもありますが、食べ過ぎるのは考え物。

カロリーと糖質が共に高いため、1日2粒程度(ツーデーツ(^_-)-☆)にすることをおすすめします。

 

トップページの写真は、アジサイの品種の一つの「万華鏡」です。お隣のハナノキ内科さんで可憐に咲いているところを写真に収めさせていただきました。

気になる花言葉は、ピンクでは「元気な女性」だそうです。私たちマイタウンの女性も今日も元気に働いております。

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