ケアプランセンター

作業療法をケアプランに活かす手法

Date:2020.8.29 | 14:00

こんにちは!マイタウン ケアプランセンターです。
先日、「利用者さんのQOL(=Quality Of Life,生活の質)を高めるために作業療法をどうケアプランに活かすか」をテーマとした勉強会(名古屋市北区にある木の香往診クリニックさん主催)に参加して来ました。


 作業療法は日常生活動作の中での機能向上を図る取り組みであり、例えば、入浴、着替え、食事などの生活動作や手工芸、園芸、レクリエーション活動まであらゆる活動を通して心と体の機能向上を図ります。
 皆さんには理学療法のほうが、言葉としては馴染みのある方も多いと思います。こちらは、身体機能そのものの向上を図るものであり、例えば、歩く、立つ、座る、寝返りを打つ、起き上がるなどの機能の向上を図ります。一般に「リハビリ」という場合、皆さんにはこちらのほうが馴染みがあるのかもしれませんね!どちらもとても大切な取り組みです。
 勉強会の中で、講師の方が事例を交えてお話しされたのですが、その中で、作業療法士の方が、利用者さんの生活の中での役割や今まで大切にして来たことに特に着目してリハビリの計画を立案、提案し、単に身体機能の回復だけでなく、余暇活動を楽しめることを目指して支援をしておられたのが、とても画期的でした。リハビリは決して楽なものではなく、よほど、運動が好きな方であっても意欲を持って取り組み続けるのは根気も必要ですし、指導する専門職の手腕も問われます。単に身体機能の向上のみを目指しても、なかなかゴールに到達しづらいと思いますが、リハビリの先に具体的な楽しみが待っていると思うと、人間というものは力が湧いてくるようです。利用者さんにも元々、担ってきた役割(職業人、子を持つ親、配偶者、趣味の会の一員、ボランテイア活動者など・・)があり、そうした役割を長く担い続けていけることは生きがいでもあり、自分はこんなにできるのだという自信にもなると思います。


 私がケアマネジャーとして担当させて頂いている方の中にも、介護保険を使ったリハビリに取り組んでいる方がたくさんおられます。リハビリの専門職の方たちの助言を頂きながら、利用者さんの生活の中での楽しみ、やりがいに繋がるプランを追求して行きたいと思います。
 
 マイタウン ケアプランセンター
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