マイタウン薬局熱田店ブログ
腸、大事にしてちょ~!
こんにちは! マイタウン薬局熱田店です。
立春を迎えて、いよいよ春!と言いたいところですが、まだまだ暖かい日常とは程遠いようです。でも花粉のささやきはしっかり聴こえていますので、花粉症の方は、準備をお願いします。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
さて今回は、腸活の続きで、睡眠と運動についてです。
筑波大学では腸内フローラが睡眠の質に影響している可能性ありと言う研究が続けられています。
えっ?どういうこと!?それでは・・・
腸内環境が睡眠の質にも影響
ヒトの腸内には「腸内細菌」が高密度で棲んでいて、その数は1人あたり1000種類以上で100兆個にもおよぶそうです。
腸内環境と脳機能は相互に作用しあっており、この関係は「腸内相関」と呼ばれ、心身の健康維持に重要な役割を担っています。
抗生物質を与えられて故意に腸内細菌叢を除去したマウスでは睡眠・覚醒パターンの昼夜のメリハリが弱まり、レム睡眠(心身を休息させる睡眠で、脳は起きていて記憶の整理や定着のために働いている状態)がより多く生じていることが分かってきました。
腸内環境を整えることは、脳の休息と心身の健康を保つうえでも重要なんですね。
▶十分な睡眠で空腹時間を作り、朝食をとろう
小腸の蠕動運動は、空腹時に活発になります。
寝る直前に食事をしてしまうと、胃腸での消化活動が盛んになり、小腸から大腸へ食べかすや食物繊維などを送る運動の時間を十分に取ることができなくなります。つまり腸内の掃除ができなくなってしまうということです。小腸に食べかすが残っていると、腐敗したり、悪玉菌が増えたりして、腸内環境が悪化する原因にもなります。
腸内環境を整えるには、寝る前の飲食は避け、空腹の状態で十分な睡眠時間を確保することが大切です。
また、空腹時間が続いた後に朝食を取ると、食べものによって胃が刺激されて、大腸が反射的に動き出す「胃・大腸反射」が起こるため、朝の排便もスムーズになります。
腸活と運動
腸を活発にする3つの運動方法
毎日続けやすいカンタン腸活運動をご紹介します。腸を刺激し、蠕動運動を活発にするための運動を毎日の習慣にしましょう。
▶軽いウォーキング
30分程度の軽いウォーキングは腸活に効果的だといわれています。足をしっかり動かし、腹筋を刺激するように歩きましょう。便を押し出す働きをする腸腰筋も鍛えられ、便通改善につながるとされています。
▶腰をひねるストレッチ
腰をひねるストレッチはお腹周りを刺激して鈍っていた腸の動きを活発にします。
簡単なストレッチ:椅子に座った状態や仰向けに寝転んだ姿勢で、おなかをしっかり伸ばし、身体を腰からゆっくりひねります。
そのときに、ヨガのように呼吸を意識しながら行うのがポイントです。ゆっくり息を吐き出すことで副交感神経が刺激され、腸の働きを活性化させる効果が期待できます。仕事の合間など、気がついたときに取り入れてみましょう。
腹筋が弱いと内臓はどうなるのでしょうか:内臓全体が下がり、腸が圧迫されて蠕動運動が弱くなり、血行不良によっておなかが冷えて腸内環境が悪くなります。
運動をすることで、腹筋を鍛え、内臓をもとの位置に戻して腸の働きを高めるようにしましょう。
また、腸の蠕動運動は自律神経によって調節されているため、適度な有酸素運動を取り入れることで副交感神経を優位にして腸の蠕動運動を活発にしますよ。毎日20分程度、無理なくするのがおすすめです。
▶腸活マッサージ
大腸や小腸を直接刺激する腸活マッサージもおすすめです。起床してすぐに、おへその周りを時計回りにマッサージしてみましょう。両手でしっかりと刺激するのがポイントです。眠っていた腸が刺激され、排便を促す効果が期待できます。
いかがでしたか?そう言われてみればって思い当たる方はいらっしゃいませんか?
腸内細菌が整っていないと昼夜のメリハリなくなってしまい、「なんだ寝た気がしない・・・」、「寝起きも悪いし・・・」ってことになりますね。
今回は腸にまつわるお話でした。