マイタウン薬局熱田店ブログ
京都歳時記
こんにちは(*^^*) マイタウン薬局熱田店です。
毎日暑い日が続きますね。
今回も京都ネタで、恐縮です。
7月1日から1か月にわたり繰り広げられる京都三大祭りの一つ「祇園祭」
今年は何とか3年ぶりに開催されました。
もともとは今から約1100年前の平安時代に京都で流行した疫病退散を祈願したのが始まりです。
過去には応仁の乱、太平洋戦争で中止されることもありました。
一か月もあるお祭りですが、何といってもクライマックスは7/17,7/24の山鉾巡行ではないでしょうか。
平成26年より、先祭(17日)と後祭(24日)に分かれましたが、各町内の自慢の「山」・「鉾」が先祭では23基が四条烏丸から新町御池まで、後祭では11基が烏丸御池から四条烏丸まで巡行します。
途中の交差点では「辻回し」と言って濡らした青竹を車輪の下に滑らせて「ソーレ!」「エンヤラヤ!」の掛け声とともに、直進しかできない鉾を90度回転させるのも見どころです。
また巡行の順番は、毎年「籤取り式(くじとりしき)」によって決められますが、9基の山鉾は「くじ取らず」で順番が決まっています。
そして毎年先頭を行くのが「長刀鉾」で、唯一「生稚児」が乗ります。真ん中に神の使いの稚児、両隣に禿(かむろ)を従えます。
長刀鉾は高さ25メートル、重さ11トンもあります。神様は高くて光るものに宿るそうで、先端にはなぎなたが乗っています。
またコロナ禍で鉾でも乗り込むお囃子の人数を減らすわけにはいかないのだとか。軽くなると、バランスが取れなくて倒れてしまうそうですよ。
今年は3連休という事もあってか、先祭にはコロナ第7波真っ最中ではあるけれど、14万人の見物客だったそうです。
そうそう、この時期の京都の話題でもう一つ。
住蓮山安楽寺で京都の夏の風物詩として、毎年7月25日に催される「中風まじない鹿ヶ谷かぼちゃ供養」。
煮炊きされた鹿ヶ谷カボチャを参拝客に振る舞い、中風にならないよう祈願する行事です。
「鹿ヶ谷南瓜」はひょうたんのようなユニークな形が特徴の京野菜です。
絶滅の危機にさらされており、現在では、一般市場にはほとんど出回らず一部の百貨店や高級料亭などにおろされる程度となっています。
「かぼちゃ供養」は江戸中期に安楽寺の住職・真空益随上人が、本尊薬師如来より「夏の土用の頃に、当地の鹿ヶ谷カボチャを振る舞えば中風にならない」というお告げを受け、人々に炊いて振る舞ったのがはじまりだそう・・。今日にいたるまで220年も続いている伝統行事です!
(中風・・・現在では脳血管障害の後遺症である半身不随、片まひ、言語障害、手足のしびれやまひなどを指す言葉として用いられている。出展:Wikipedia)
以上「京都特派員」からのレポートでした。