マイタウン薬局熱田店ブログ

まだまだ続くよ~♪

Date:2021.3.22 | 17:43

こんにちは!  マイタウン薬局熱田店です。

 

桜、桜、さくら、サクラ ♪ ♪ ♪・・・美味しい海の桜といえば? そう桜えび!!

実は国内の桜えび水揚げ量のほぼ100%が静岡県の駿河湾。

全国から続々と春の便りが届くこの季節。カツオやイカナゴ、サワラやアサリといった春が旬の魚介類が食卓を賑わすことも増えてきたのではないでしょうか。そんな春が旬の海の幸の中でも、透きとおった美しいピンク色と、やさしい甘味の桜えびは、春を感じさせてくれる食材として人気がありますね。

 海外では台湾沖、国内では、東京湾や相模湾にも生息していますが、日本国内で漁業の営業許可を認めているのは静岡県のみなんですよ!

 その桜えびを保護するため、漁期は3月下旬から6月初旬の春漁、10月下旬から12月下旬の秋漁の年2回のみという、地域限定&期間限定のとっても貴重なものなのです。

桜えびが「海のルビー」、「駿河湾の宝石」と言われるのも納得ですね。

 桜えび、気になる~~ そこで、調べてみました。

🌸桜えびは偶然の産物だった!

桜えび漁業がスタートしたのは明治27年(1894年)。
その年の12月、静岡県由比今宿の望月平七と渡邊忠兵衛がアジ漁に出かけ、富士川河口沖に仕掛けたカンタ(浮樽)を積み込むことを忘れてしまいました。
そしてそのまま網を入れてみたところ、意外にも多くの桜えびが偶然にも獲れてしまったということがはじまりです。

🌸桜えびの生態

桜えびは体長が3〜5センチ程度。ヒゲはその体長の3倍もあります。体に見える赤い点々は色素胞といい、収縮しています。収縮の度合いで見かけの赤さが変化します。生きている時と、水揚げ後で赤さが違って見えるのはこのためです。この色素胞の成分は「アスタキサンチン」です。
また、桜えびには体の下の方に発光器が160個ほど存在しています。

🌸いくつか注目したい栄養素

カルシウム

殻ごと食べられる桜えびを、さらに天日干しにして栄養を濃縮した干し桜えびには、10g にカルシウムが200mg 含まれます。これは一般的な牛乳コップ一杯分(200ml)に含まれるカルシウムの量と同じです。

アスタキサンチン

桜えびのヒゲや体の赤い色素に含まれているものです。このアスタキサンチンはカロテノイドの一種で、一般的には抗酸化作用を持っているとされています。その効果としては、アンチエイジング、紫外線による肌のダメージの回復を助けるといったことが期待できます。

DHA

ドコサヘキサエン酸。不飽和脂肪酸です。中性脂肪の上昇を押さえる効果が期待できます。また、脳神経細胞のもととなっているので、脳の形成にも役立っています。

タウリン

タウリンには、細胞の働きを正常に保つ「ホメオスタシス」作用があるとされています。例えば、肝臓の機能が低下しそうなときに正常に戻そうと働きます。また、血液をサラサラにする効果も期待できます。

どうですか?桜えびってすごいですね。

でも、生の桜えびを手に入れるのは季節的にも流通的にも限界がありますね。

そこで干し桜えびはどうでしょう。生に比べてグラム当たりのカルシウム量は多いし、料理のバリエーションも豊富です。そして何より安価!!

ぜひ食卓に桜えびを!

※ トップページの写真は駿河湾から見た富士山と桜です。

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