マイタウン薬局熱田店ブログ
あーかいきつねと・・・
こんにちは、マイタウン薬局熱田店です。
節分・立春もすぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
何か暦の上で行事はないのかしら!?
ありました。 2月10日は「初午」だそうです。
▶初午とは
2月の第一午の日に行われる稲荷神社のお祭りで、2022年の初午の日は2月10日(木)にあたります。
穀物の神様が稲荷山(伊奈利山)に降臨したのが初午であったことから、「お稲荷さん」の名でおなじみの稲荷神社の祭日として親しまれるようになり、全国の稲荷神社で「豊作・商売繁盛・家内安全」を願って初午祭が行われています。
稲荷神社の本社は、稲荷山の麓にあるかの千本鳥居で有名な
京都・伏見稲荷大社。
「稲荷」という言葉は「稲生り」に由来し、農村では「稲荷神」を祀っていました。この風習と、稲荷神の使いとされるキツネは家を守るという考えが結びつき、稲荷信仰が広がったそうです。
また2月の2回目の午の日を「二の午」、3回目を「三の午」といい、これらの日にも祭礼をする地方や、いずれかの日に祭礼をする地方もあります。
稲荷神社といえばキツネの像が建っていますね。それは、キツネは稲荷神の使いとされたからです。
お稲荷さんにはキツネがつきもの。よく見てみると、口に米蔵の鍵や鎌などを咥えていますね。
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▶キツネが稲荷神の使いとされたわけ
古来、田の神は稲刈りが終わると山にのぼって山の神になり、春になると山からおりて田の神になると考えられてきました。キツネは春がくると山からおりて田んぼのネズミを食べ、秋になると山へ帰ることから、稲荷神の使いであると考えられたのです。ですから、稲荷神社にはキツネの像が建っており、口に米蔵の鍵や鎌などを咥えています。
▶初午の食べ物、油揚げ・いなり寿司の由来と東西の違い
稲荷神社のキツネには、油揚げやいなり寿司が供えられていますが、そこにも理由があります。
油揚げに稲荷神のおかげでもたらされた米(酢飯)を詰めるようになり、「稲荷寿司」「お稲荷さん」と呼ばれて親しまれるようになりました。
また、東西でいなり寿司の形状が違います。
東日本では、米俵に見立てた俵型をしていますが、西日本では、キツネの耳に見立てた三角形が主流です。形は違いますが、いずれも稲荷信仰が反映されているのです。
また、東日本では「いなり寿司」、西日本では「お稲荷さん」と呼ぶ傾向が強いようですよ。
最近では、コンビニでもお稲荷さんが買えますが、ここはひとつ家庭で作ってみましょう!!(*´▽`*)
①ご飯を炊く✨・・・致します。
②寿司揚げを煮る・・・致しません。もう煮あがったお揚げさん、売ってます。
③すし酢を作る・・・致しません。美味しく調合した「すし酢」売ってます!五目ずしの素なら見栄えもいいし(;^ω^)
④お揚げに、すし酢(五目ずしの素)を混ぜたご飯を詰める。ハイ、出来上がり!!
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▶油揚げ・いなり寿司以外の初午の食べ物・行事食
初午には、油揚げやいなり寿司の他にも行事食があります。
・初午だんご
養蚕の盛んな地域に多い。初午には蚕の神様を祀る行事も行われたため、繭がたくさんできるよう願い、繭の形に作った団子を供える。
・しもつかれ
栃木県を中心に北関東でみられる郷土料理。鬼おろしですった大根やにんじん、鮭の頭、油揚げ、大豆、酒粕などを煮こんだもので栄養満点。
・旗飴
奈良県でみられる飴菓子。旗をまきつけた棒の先に飴をつけたもので、商売をしている家が稲荷神社に供え、そのおさがりをもらうために、商売をしている家を「旗飴ちょうだい」と子ども達がまわるそうです。ハロウィーンのトリックorトリート的な?
まだまだ寒い日は続きますが、体調管理に努め免疫力を高めていきましょう!