ケアプランセンター

愛知県難病医療ネットワーク会議講演会

Date:2019.2.16 | 13:50

こんにちは!マイタウン ケアプランセンターです。寒さが続きますが、皆さん、体調を崩されていませんでしょうか?まだまだ、インフルエンザ等がはやっているようですので、くれぐれもご自愛ください。

2月13日(水)に愛知県難病医療ネットワーク会議講演会に参加しました。
難病というと皆さん、どんなものを思い浮かべますか?国の定義では「原因不明で、治療法の未確立な疾患」とされており、今も多くの方が闘病生活を送っておられます。

その中でも今回はALS(筋萎縮性側索硬化症)を取り上げ、「難病と神経内科医の関わり~とくに筋萎縮性側索硬化症について~」というテーマで、春日井市民病院 神経内科部長の寺尾 心一医師による講演が行われました。

ALSは筋肉自体の病気ではなく、手足や顔・のど・舌・呼吸の筋肉の運動をつかさどる運動の神経だけが障害を受け、脳から命令が伝わらなくなって力が弱くなり、筋肉がやせていく病気です。罹患しやすい年齢層は比較的若い方で、50~70歳代が多いとのことです。予後の経過は短い(通常2~5年)ため、罹患された方やご家族には計り知れない精神的、肉体的な負担を強いられるものです。完治への希望を持つことが困難な現状の中、日夜患者さんやご家族のために臨床現場で献身的に治療に取り組んでおられる医師をはじめとした、医療職の皆さんにはただ、頭の下がる思いです。


講演の中で印象深かったことは、講師の話された「患者診療では病気を診る前に人を診る、人を診たら生活環境を診る、何が問題なのか、すべてを診れれば名医である」、「特効薬がない治らない病気であれば、患者家族と正面から向き合い、信頼関係のもとで、ともに闘っていくための努力が必要」との言葉でした。これは臨床現場のみでなく、私達のような介護職にも必要な視点であり、はっとさせられる言葉です。介護の現場でも表現こそ違え、「認知症状のある方と向き合う際には症状そのものでなく人を観ることが大事」と常々、研修などの中で異口同音に講師陣から指導を受けます。きっと、「人を観たら何が問題なのか、すべてを観れれば本物の介護職である」と置き換えることができると思います。
日々、多くの利用者さん、ご家族の方と向き合う中、大変重みのある言葉であると痛感しています。
ケアマネジャーが一人でできることには限りもありますが、他職種との連携を図り、少しずつ、前に進みたいと思います。

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