ケアプランセンター
介護保険負担割合証．．．？？
こんにちは！マイタウン ケアプランセンターです。
今回は介護保険サービスをご利用の際に必要な「介護保険負担割合証」についてお話しします。
「介護保険被保険者証」はご存知の方もみえると思います。これは６５歳になると市役所から送られてきますので、該当する年齢の方はお持ちのことと思いますが、「介護保険負担割合証」は要介護・要支援認定を受けておられる方にのみ発行されます。初回は認定結果通知の際に「介護保険被保険者証」とともに市役所から送られてきますが、２回目以降は例年７月下旬頃（お住まいの市町村によって異なります）に送られてきます（有効期間が8月１日～翌年７月３１日の為）。この時期は後期高齢者医療保険証の切り替えの時期でもありますので、みなさん、よく両者の識別に戸惑われます。「負担割合証って何？後期高齢者医療保険証のこと？」と聞かれる事も度々、あります・・・。
「介護保険負担割合証」にはその方の前年の収入に応じて１割～３割の負担割合が記載されており、介護保険サービス（デイサービス、福祉用具のレンタルなど）をご利用の際にはサービス事業所に提示して頂く必要があります。これを提示して頂かないとサービス利用料金を確定することができませんので、お手元に届き次第、サービス事業所もしくは担当のケアマネジャーまでご連絡頂きますよう、お願い致します！
さて、この介護保険サービスは公的保険サービスなので、民間の介護サービス（保険外サービス）よりも利用料金が安価であることはみなさんご存知かと思います。しかし、負担割合が３段階に区分されていることにより、３割負担の方の場合はご利用頂くサービスによっては保険外サービスのほうが安価になる場合があります。
一例を挙げますと、福祉用具のレンタル品である車いすを借りる場合、負担割合３割の方は１割の方が月額５００円で借りるものを１，５００円支払わないと借りることができません。しかし、同等機種を保険外で貸し出ししている事業所であれば、負担割合に関わらず、５００～８００円程度の料金で借りることもできます。他にも電動ベッドの場合、最近は保険外貸し出しで月額１，５００円程度で提供して頂ける事業所もあります。保険外サービスは事業所の裁量で料金設定できるので、中には月額１，０００円で電動ベッド（保険外）を貸し出している事業所もあります。電動ベッド（保険適用）は本体だけでも５００～１，０００円程度の月額料金となり、これにサイドレール（ベッド柵）やマットレスも含めると合計で７００～１，２００円程度かかるため、３割負担の方が借りると２，０００円を超えることになり、保険外で借りた方が費用を抑えられる場合があります。
なお、福祉用具を使用される場合はその方の身体状況にあったものを選んで頂くことが大切なので、利用料金だけで決めることは難しいこともありますので、ご利用の際は担当のケアマネジャーとよくご相談頂くことをお勧めします。
ちなみに「介護保険負担割合証」は年に一度、サービス事業所へ提示頂く以外はまず、出番がありませんので、くれぐれも紛失されませんようにご注意くださいませ。
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