ケアプランセンター

「介護予防」「自立支援」

Date:2020.12.9 | 15:59

こんにちは!マイタウン ケアプランセンターです。
近年は高齢化率の上昇に伴い、要介護(支援)認定を受ける方が急増したため、国は社会保障費の削減に力を入れています。その一環として、最近は「介護予防」「自立支援」がスローガンのように叫ばれるようになりました。


記事にある埼玉県和光市では介護保険制度開始直後から、介護予防と自立支援に力を入れているそうです。市の担当者や医師、介護サービス責任者らが参加するケア会議の場で、比較的軽度の「要支援1」「要支援2」と判定された高齢者らのケアプランが自立支援に資するものになっているかを検討いているとのことです。そして介護保険給付サービスから卒業した高齢者らのために介護予防拠点を設け、状態が悪化しないように地域包括支援センターのケアマネジャーらがフォローする取り組みをしているそうです。このようなフォローは高齢者にとっては心強く、介護保険からの卒業への意欲を引き出す事にもつながるのではないかと思います。


 介護保険給付サービスを利用する方(特にリハビリを受けている方)は身体機能の向上による活動範囲の拡大などを目標に、意欲を持って取り組まれる方が多いと思いますが、リハビリを卒業した後のフォローがないと、なかなかリハビリからの卒業に踏み切れない側面もあります。皆さんからよく聞かれるのは「皆さんと一緒にやると頑張ることができるけど、家で一人で運動しようと思ってもなかなか・・・」と悩まれる声です。巷には介護予防教室(介護予防体操などの軽運動、レクリエーション、創作、お茶会などを実施)が少しずつできていますが、地域によっては歩いて行ける距離にそのような拠点がなく、高齢者の利便性に課題があるようです。気軽に誰もが自宅の近隣に集って運動、交流できる場が増えてくれば、介護保険給付サービスからの卒業後の生活の安心にもつながると思います。


和光市では介護保険給付サービス以外のメニュー(マシーントレーニング、運動教室、ヨガなどの運動、パソコン、英会話等の教養講座、カジノ、ゲーム、囲碁クラブ、料理教室など、数十種類)整備にも力を入れており、要介護認定率の低下(改善)、介護保険料を全国平均より数百円も安価に抑えるなど、「介護予防」「自立支援」の成果を上げているようなので、こうした好事例が全国に広まっていくと良いのではないかと思います。








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