ケアプランセンター
体に良く効く栄養の話
こんにちは!マイタウン ケアプランセンターです。
記録的な猛暑の毎日ですが、皆さん、夏バテされていませんでしょうか?
さて、私は8月9日(金)に白山リハビリテーション病院で開催された、しらやま医療講座「体に良く効く栄養の話」を受講して来ました。講師は公立陶生病院副院長の川瀬義久先生、管理栄養士の加藤郁子先生がつとめられました。講義では健康寿命(日常的・継続的な医療・介護に依存しないで自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間)の延伸のため、適切な栄養を摂取することの重要性、生活習慣の見直し(早寝・早起きで十分な睡眠を確保する、生活の中で運動をこころがける)による健康な体作りについて学ぶことができました。一般的に、加齢に伴う筋力の低下、活動量の低下により徐々に身体機能の低下をきたし、要支援・介護状態となる方が多いと考えられます。そのような状態に陥ることを予防するためにも適切な栄養摂取を心がけることが大切です。
高齢者の方からは「年を重ねると若いころのようには食べられない」「若い者は肉が好きでよく食べるが、私は肉は食べられない。魚で十分」などの声が聞かれます。しかし、人間の体の筋肉のもとはアミノ酸(たんぱく質)です。必要なたんぱく質を確保するためには魚だけでなく、肉もしっかりと食べて頂く必要があります。しかも若者と同じ量のたんぱく質を摂取しても体内で合成する能力が加齢により低下しているので、若者以上にたんぱく質を多く摂取する必要があるのです。
ちなみに、1日に必要なたんぱく質の量は「筋肉を増やしたい場合」は体重1kg当たり、1日1.2~1.5g、「筋肉を維持したい場合」は体重1kg当たり、1日1gだそうです。参考までに、食パン1枚(6枚切)5.9g、卵1個6.8g、牛乳(150ml)5.1g、ごはん1杯(150g)3.8g、豚ロース(70g)13.5g、ヨーグルト(70g)2.6g、鮭(シロサケ 70g)15.6g、豆腐(80g)3.9gです。
あの有名な日野原重明先生は100歳を超えても現役医師としてご活躍されていましたが、90代後半くらいまで、しっかりと肉食を意識し、毎週(毎日、ではありませんよ!)のようにステーキを食べておられたそうです(びっくりですよね?)!確かに90歳を超えてもお元気な方は異口同音に「食事が楽しみで美味しいからよく食べるよ」と食欲旺盛をアピールされる方が多い気がします。「粗食の方が長生き」はもはや都市伝説レベルでしょうか?
今夏のような連日の猛暑が続くと食欲が落ちる方も多いのではないでしょうか?
しかし、暑いからと言って口当たりの良い麺類や冷たい物ばかり摂取していては健康な体を作ることはできません。勿論、たんぱく質の摂取だけでなく、バランスの良い食生活を心がけ、元気一杯に夏を乗り切りましょう!
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