マイタウン薬局熱田店ブログ

センチメンタル は・な・び~♪

Date:2022.8.22 | 11:00

こんにちは!  マイタウン薬局熱田店です。

 

みなさん、3年ぶりの行動制限のないお盆休み、いかが過ごされましたか?

私は夏休みを頂きましたが、なにせこの暑さです…ずっと自宅に引きこもっておりました。

自宅にこもって退屈しないんですか?どこか出かけないんですか?って? 退屈なんかいたしません!「推し」♡のライブビデオを見ていたらあっという間でした!

まあ夏らしいことと言えば…どこのお祭りだろうか?マンションのベランダから打ち上げ花火が見えましたよ。

迫力満点の打ち上げ花火も、マンションのベランダからはお煎餅サイズでしたけどね・・・

  ハウステンボス

そうそう、花火といえば「線香花火」も風情があっていいですね。

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▶東西で異なる線香花火

線香花火には「長手牡丹(ながてぼたん)」(左)と「スボ手牡丹(ぼたん)」(右)の2種類があるそうです。

【関東の長手牡丹】

関東を中心に親しまれてきた花火。
関東地方では米作りより紙すきが盛んだったため、ワラの代用品として紙で火薬を包んで作られました。
火をつけて、斜め下に向けて楽しみます。

【関西のスボ手牡丹】

300年変わらない線香花火の原型で、ワラの先に火薬をつけたのが始まり。
米作りが盛んな関西地方にはワラが豊富にあったため、関西を中心に親しまれてきました。
火をつけて、斜め上に向けて楽しみます。

現在よく見かけるのは長手牡丹ですね。

▶線香花火の一生

線香花火は、火をつけてから火の玉が落ちるまでの燃え方に違いがあり、それぞれに名前があるそうです。

【蕾】点火から次第に大きくなっていく火の玉。花を咲かせる前に見立てて「蕾」と呼ばれます。

【牡丹】パチパチと力強い火花が、一つずつはじけ始めます。

【松葉】「牡丹」から勢いを増し、次々に火花が散る段階。まるで「松葉」のように沢山の火花が四方八方に広がります。

【散り菊】勢いのあった火花が、一本、まだ一本と落ちていきます。火の玉がだんだんと色を変え、光を失い、線香花火はその一生を終えます。

名前と共に燃え方を改めてみて見ると、どの段階にも味わい深いものがありますね。繊細さや儚さがきわ立つ中、表情豊かなところも線香花火の魅力の一つです。

※ちなみに、使い切らずに残った線香花火は、とっておくのがおすすめ。実は、線香花火は湿気を吸ったり吐いたりと“呼吸”しています。その繰り返しにより、比重が違うために本来は混ざりにくい硝石と硫黄、松煙がなじみ、火花がより美しくなるのだそうです。

日中はまだまだ暑いですが、朝晩は少しずつ秋の気配を感じて?きましたね。そんな夏の終わりに、しっとりと「線香花火」の儚い光を味わってみませんか?

トップページの写真: (ヒガンバナ科)ハエマンサス “線香花火”

 

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