マイタウン薬局熱田店ブログ
春といえば~そんななばな
こんにちは! マイタウン薬局熱田店です。
このところやっと春らしさを感じる日が増えましたね。🌼
春を感じる…と言っても、花粉による鼻むずむずや目のかゆみのことではないですよ。うららかな日差し🌞を感じられるようになりましたね。
春といえば・・・黄色に咲き誇る菜の花畑。この辺りでは、渥美半島の「菜の花まつり」が有名どころ。ガーデン一面満開の菜の花はさぞかし圧巻でしょう。 トップ写真:伊良湖菜の花ガーデン
一方で、「菜の花」は見るもよし。食べるもよし。で、実は栄養も豊富なんです。
「菜の花」と「菜花」の違い
まず、そもそも「菜の花」って?? 菜の花はアブラナ科アブラナ属のすべての花を指します。「菜の花」という特定の植物があるわけではなく、菜の花はアブラナ科アブラナ属の植物の総称です。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ザーサイなどもアブラナ科アブラナ属なので、これらの花はすべて「菜の花」なんですね。
このうち野菜として出回っているのが「菜花(なばな)」です。菜花は一般的にはアブラナ(という品種改良された葉物野菜)の若い茎とつぼみを指します。この菜花を私たちは食べているのですね。
菜の花 菜花
菜の花:アブラナ科全般の黄色い花の通称
菜花:アブラナ科の食用の品種
花を咲かせる前の菜花は、植物が生長するために必要な栄養分をたくさん含んでいるので、栄養が豊富です。
〇イソチオシアネート
菜花を「辛い」と感じる人もいると思いますが、この辛味成分がイソチオシアネート。強い抗酸化作用があり、免疫力を高め、がんを予防する効果も期待されています。
〇ビタミンC
厚生労働省はビタミンC摂取の推奨量を1日100mg(15歳以上の男女)としていますが、菜花は可食部100gあたり130mgも含まれています。抗酸化作用や免疫力アップの効果、血管を強化したり美肌を育成したりする効果も期待できます。
〇葉酸
造血作用があり貧血気味の人にもおすすめです。
〇その他、鉄・カルシウム・カリウムなど
菜花の栄養を逃さない調理法
▶茹ですぎない
「ビタミンC」などの水溶性の栄養素は熱に弱いため、サッとゆがくことがおすすめ。沸騰したお湯に根から葉先の順で入れ、30秒~1分ほどでとり出します。「ちょっと早いかな?」と思うくらいでOKです。
▶電子レンジを利用する
電子レンジで調理するとビタミンCを無駄なく摂取することができます。菜花を洗って耐熱容器に入れ、フタをして500Wで2分(600Wで1分半でもOK)加熱します。
▶油と一緒に摂取する
菜花に含まれるβ-カロテンは、脂質と一緒に摂取すると吸収率が上がるといわれています。ベーコンと炒めたり、バターやオリーブオイルで調理・味付けをしても良いですね。
コロナなど感染症が気になるこの時季、今が旬の菜花をぜひ健康維持に役立ててみてください。