マイタウン薬局熱田店ブログ

春といえば~そんななばな

Date:2022.3.21 | 10:00

こんにちは!  マイタウン薬局熱田店です。

 

このところやっと春らしさを感じる日が増えましたね。🌼

春を感じる…と言っても、花粉による鼻むずむずや目のかゆみのことではないですよ。うららかな日差し🌞を感じられるようになりましたね。

春といえば・・・黄色に咲き誇る菜の花畑。この辺りでは、渥美半島の「菜の花まつり」が有名どころ。ガーデン一面満開の菜の花はさぞかし圧巻でしょう。 トップ写真:伊良湖菜の花ガーデン

一方で、「菜の花」は見るもよし。食べるもよし。で、実は栄養も豊富なんです。

「菜の花」と「菜花」の違い

まず、そもそも「菜の花」って?? 菜の花はアブラナ科アブラナ属のすべての花を指します。「菜の花」という特定の植物があるわけではなく、菜の花はアブラナ科アブラナ属の植物の総称です。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ザーサイなどもアブラナ科アブラナ属なので、これらの花はすべて「菜の花」なんですね。

このうち野菜として出回っているのが「菜花(なばな)」です。菜花は一般的にはアブラナ(という品種改良された葉物野菜)の若い茎とつぼみを指します。この菜花を私たちは食べているのですね。

 菜の花 菜花

菜の花:アブラナ科全般の黄色い花の通称

菜花:アブラナ科の食用の品種

花を咲かせる前の菜花は、植物が生長するために必要な栄養分をたくさん含んでいるので、栄養が豊富です。

〇イソチオシアネート

菜花を「辛い」と感じる人もいると思いますが、この辛味成分がイソチオシアネート。強い抗酸化作用があり、免疫力を高め、がんを予防する効果も期待されています。

〇ビタミンC

厚生労働省はビタミンC摂取の推奨量を1日100mg(15歳以上の男女)としていますが、菜花は可食部100gあたり130mgも含まれています。抗酸化作用や免疫力アップの効果、血管を強化したり美肌を育成したりする効果も期待できます。

〇葉酸

造血作用があり貧血気味の人にもおすすめです。

〇その他、鉄・カルシウム・カリウムなど

菜花の栄養を逃さない調理法

▶茹ですぎない

「ビタミンC」などの水溶性の栄養素は熱に弱いため、サッとゆがくことがおすすめ。沸騰したお湯に根から葉先の順で入れ、30秒~1分ほどでとり出します。「ちょっと早いかな?」と思うくらいでOKです。

▶電子レンジを利用する

電子レンジで調理するとビタミンCを無駄なく摂取することができます。菜花を洗って耐熱容器に入れ、フタをして500Wで2分(600Wで1分半でもOK)加熱します

▶油と一緒に摂取する

菜花に含まれるβ-カロテンは、脂質と一緒に摂取すると吸収率が上がるといわれています。ベーコンと炒めたり、バターやオリーブオイルで調理・味付けをしても良いですね。

コロナなど感染症が気になるこの時季、今が旬の菜花をぜひ健康維持に役立ててみてください。

 

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