マイタウン薬局熱田店ブログ
アゲハ蝶の恩返し?!
こんにちは! マイタウン薬局熱田店です。
天気もよく、久しぶりに行動制限のないGWでしたが、皆さまいかが過ごされましたか?楽しい時間はあっという間ですね。沖縄はすでに梅雨入りだとか。
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今回は、以前ご報告させていただいた実家の「アゲハ」のその先です。
※トップページの写真:実家近くに舞い降りたギフチョウ(父撮影)
ギフチョウ 日本産のチョウの中でも特に保護活動が盛んに行われており、環境省により絶滅危惧II類(VU)の指定を受けている。都市近郊の生息地の放置や、ゴルフ場開発などによる生息地の消滅が要因とされている。
閑話休題・・・
昨年秋、我が実家の「柚子の木」をツルッぱげにしたアゲハの幼虫ですが、冬の間は暖かい家の中でぬくぬくとお眠りになっておりました。
そして4月の中頃、無事にお目覚めになられました~!!!
【クロアゲハ】 【アゲハ】
残念ながら羽化の瞬間は見られなかったそうですが、その後数十分、じゅうぶんに羽が伸びきると元気に飛び立っていったとのことです。めでたしめでたし( ^ω^)・・・と。
喜びもつかの間、飛び立ったアゲハ蝶か?はたまた別のアゲハ蝶か?つるっぱげにされながらも、めげずに頑張って新芽を出し始めた「柚子の木」に「恩返し」??とばかりに蝶たちが。
「恩返し」?いえいえ、もちろん子孫繁栄のためでございます。
【アゲハの卵】
孵化したアゲハの幼虫は食欲旺盛、現在すくすくと育っているようです。この調子では今年も柚子の木はつるっぱげに?
【2令虫】
よく見ると、なんと可愛い子でしょう。この子たちが今後無事に飛び立って行くかどうかは父親の心次第?(笑) ということで、今年は柚子の木がつるっぱげにされないよう、なんと飼育箱を作り大事に観察を行っていくそうですよ。良かったですね。
現場からは以上です。
▶ アゲハ蝶
夏型は初夏~秋ごろまで数回世代交代
- 春に交尾・産卵・幼虫が誕生
春に羽化したアゲハチョウの成虫は、交尾をし、柑橘類の葉の裏に卵を産みます。卵は1週間ほどで孵化し、卵から生まれた幼虫はその柑橘類の葉を食べて育ちます。
- 幼虫は4回脱皮
生まれたばかりの幼虫は1齢幼虫、成長のために脱皮をするごとに2齢幼虫、3齢幼虫と呼び名が変わっていきます。アゲハチョウの場合、1齢幼虫から4回脱皮をした5齢幼虫までが幼虫の期間になります。
- 5回目の脱皮で蛹へ
5齢幼虫は次の脱皮で蛹になります。1~4齢幼虫までは白と黒の地味な模様ですが、5齢幼虫になると頭に目玉模様のついた緑色の姿へと見た目が大きく変わります。十分に成長すると、体を固定できる場所を見つけて蛹になります。蛹は10日~2週間ほどで羽化し、私達がよく知るアゲハチョウの姿になります。
- 夏型と春型の違い
このように、アゲハチョウは卵→幼虫→蛹→成虫→産卵という世代交代を、春から秋にかけてだいたい2~5回行って命をつないでゆきます。秋までに成虫になったアゲハチョウは「夏型」、蛹のまま冬を越して春に羽化したアゲハチョウは「春型」と呼ばれます。