マイタウン薬局熱田店ブログ
ゆく秋 くる冬
紅葉も見ごろを過ぎ、足早に季節は秋から冬へと装いを変えようとしています。
こんにちは(^^♪ マイタウン薬局熱田店です。
温かい食べ物が恋しい頃ですね。 鍋・おでん・茶碗蒸し( ^ω^)・・・
主役ではありませんが 美味しい脇役といえば、そう「銀杏(ぎんなん)」。
わが愛知県でも祖父江町が有名ですね。
もちっとした食感やほんのりとした苦み、そして美しい翡翠色。
一粒で季節を感じさせてくれます。
「銀杏(ぎんなん)」はイチョウの樹のメスだけに実をつけます。
またイチョウは「生きた化石の樹」と言われ、2億年も前から地球上に現れていたと考えられている程、生命力を感じさせる樹。
その樹の実のぎんなんも滋養のある食べ物として知られ、漢方薬の成分としても利用されています。
★ぎんなんの効能って?
◎免疫力UP↑
ぎんなんに含まるVCの含有量は食べられる種実類の中ではトップクラス。
VCは抗酸化作用があるとともに 免疫力を強くする働きがあります。
皮膚や粘膜を丈夫にする β-カロチンも含まれているので、風邪の予防も期待できますね。
◎滋養強壮
イチョウの特有の成分「ギンコライド」によるものですが、食べ過ぎると鼻血が出てしまうとか・・・
◎喘息の改善
肺を温めるので、漢方では咳止めに効果があると言われています。
◎おねしょの改善
膀胱を温めて括約筋を強くする作用があると言われています。
★ぎんなんの簡単な調理法は?(10個分)
①殻にひびを入れ
②封筒に入れて
③600W レンジで1分
④温かいうちに殻を取って、うす皮もむいてください
★ぎんなんは1日どれくらい食べられるの?
「ぎんなんは 食べ過ぎてはいけない」と聞いたことはありませんか?
実はぎんなんは中毒性のある食べ物。5歳未満の子供に、中毒症状が起こりやすいという報告もあります。
子供なら年齢の数までと考えておいたほうがよいでしょう。
★ぎんなんを食べ過ぎるとどうなるの?
食用部分にギンコトキシンが含まれ、ビタミンB6(ピリドキシン)に化学構造が類似しています。
私たちの脳内では 伝達物質のGABAがアミノ酸から生合成されますが、この際ピリドキシンが補酵素として働きます。
しかしギンコトキシンがピリドキシンの代わりに入り込みGABAの生合成を阻害し 脳内GABA量が減り、興奮作用を引き起こします。
適量を美味しく食べて、晩秋の佇まいを感じ、冬を迎えたいものですね。
~お薬のことも、お薬以外のことも~
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