ケアプランセンター
介護保険外サービスって何？
こんにちは！マイタウン ケアプランセンターです。
このところ、日中は汗ばむような陽気になってまいりましたが、皆さん、お変わりありませんでしょうか？
今日は介護保険外サービスについてお話ししたいと思います。
「保険外サービスって何？」という疑問の声が聞こえてきそうですね・・・。
皆さん、ご存知のように「介護保険サービス」を利用するためには、まず、要介護（支援）認定を受けて、ケアマネジャーにケアプランを作成してもらい、ご本人に合ったデイケアセンター、ヘルパーステーションなどとの連絡調整を図ってもらう必要があります。直接、デイケアセンターやヘルパーステーションに利用申し込みをしようとしても、「担当のケアマネジャーを通してくださいね！」と断られてしまうのが一般的です。（一般的と言いますのは、ケアマネジャーを通さず、セルフケアプラン作成という方法もあるため、敢えて一般的、と記載しました！）これは制度上、介護保険サービスを利用するためにはその根拠となるケアプランの作成が必須とされているからです。
一方で「保険外サービス」は読んで字のごとく、保険の適用されない「自費サービス」なので、ケアプランの作成義務がなく、ケアマネジャーを通さなくとも、事業者との直接契約により利用可能です。
ここで皆さんは異口同音に「自費サービスって費用が高いんでしょう？」と疑問の声を挙げたくなるかと思います。
しかし、自費サービスも様々であり、サービスの種類、利用される方の介護保険負担割合（ご本人の前年の所得に応じて1割～3割の間で市町村が査定の上で決定します）によっては介護保険サービスより費用が安くなる場合もあります。一例を挙げますと、歩行障害などのため、車いすを使用したい方が福祉用具事業者からレンタル品を借りる場合、自費で借りれば月額500円（自費は介護保険負担割合に関係なく、どんな方でも同額ですが、値段は事業者によって異なりますので、あくまで一例です）で済むところ、介護保険を使うと価格設定が高い為、「負担割合2割、3割」の方は2倍、3倍の料金がかかることになります。
単純に値段だけで決められるものではありませんが、あくまで一例ですのでご参考まで・・・。なお、自費のレンタル品は多くの場合、機種が限定されますので、選定は慎重になさると良いと思います。
他のサービスの例を挙げますと、ヘルパーさんを利用する場合、介護保険サービスは費用は安価（家事を1時間依頼の場合、1割負担の方ならおよそ230円程度です）ですが、依頼できる内容に制度上の規制があり、同居のご家族分の調理や洗濯はできませんし、ご本人が留守の際にはサービスを受けられません（たとえ、ご本人が希望されてもヘルパーが鍵を預かって、留守宅に入ることは不可）。また、介護保険制度は「自立支援」をうたい文句としており、ご自分でできることはヘルパーに依頼することはできません。一方、自費サービスの場合はそのような（制度上の）規制はありませんので柔軟なサービス提供を受けられますが、費用は高くなり、春日井市内でも事業者によって家事サービスは1,700円位～3,500円位/時間とかなり幅があります。
このように介護保険サービスと保険外サービス、双方にメリット、デメリットがありますので、ご利用の際はやはり、私どものようなケアマネジャーか所轄の地域包括支援センターにご相談されることをお勧めします。
今日、ご紹介した例の他にも保険外サービスはありますが、まだまだサービスの種類も決して多くはなく、介護保険サービスに頼らざるを得ない一面もあります。
多様化するニーズに沿う適切な支援を行うためにも、私達、ケアマネジャーも地域のサービスについての情報収集などを行い、お一人お一人に合ったプランをご提案できるように努めたいと思います。
マイタウン ケアプランセンター
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