マイタウン薬局熱田店ブログ
花か団子か
こんにちは マイタウン薬局熱田店です
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今年は桜前線もフライング気味の様で、スタートが早く、例年より早く満開を迎えたと思ったら、急ぎ足で北上してしまいました。
季節的には今年に限ってはグッドタイミングではありましたが、あいにくの雨の中、3/25に、東別院とメーテレの共同企画の「サクラベツイン」に行ってまいりました。(ずいぶん前になりますね🙄)
日本人は桜が好きですよね。だって国花になるくらいだもん。
四季のある日本では、寒い冬から心躍る春の象徴のようにとらえているのかもしれません。
また、昔から日本人は「生命の儚さ」に美学を感じ、長くて2週間程度で散ってしまう桜が「儚い花」であることも、桜が好きな理由の様です。
「花見=桜」という認識は、平安時代までさかのぼります。
しかし宴会をしながら桜を愛でる習慣は、「鎌倉時代」になってから。
武士の間で、桜の木の下で宴会をするスタイルへと変化・定着していったようです。
鎌倉時代までは、花見と言えば上流階級という図式が成り立ちますが、江戸時代になると庶民も花見を楽しむようになります。
そして現代へと桜好きのDNAが脈々と受け継がれてきたのですね。
コロナ禍では花見もあったもんじゃありませんが、ことしは大手を振って「花も団子も」楽しみましょう。
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けれど、トホホな情報が・・・
花粉症の方にはつらい時期でした。今年は飛散量も多く、目にかゆみを感じる方も多くいらしゃいます。かくゆう私もその一人ですが・・・
季節の変わり目で肌ゆらぎもあるのに、ファンデーションを変えたところ、見事にやられました。
それはまるで「京劇」のメイク、もしくは歌舞伎の荒事の「筋くま」に近い顔で、更にはれぼったくなり、マスク生活でよかったと実感したのでした。
京劇 筋くま
目の周りには眼軟膏を塗って2日ほどでよくなりました。
皆さんもファンデーションを変えるときは、腕の内側でパッチテストをしてからをおすすめします。
では、「お薬のことも」のお話を一つ。
▶ステロイド外用薬の強さ
医師による処方箋でよく出されるステロイド軟膏、強さと適切な部位があるのをご存じですか?
下図に示したように、弱~最強までの5段階に分類されます。
▶ステロイド外用薬の吸収率
また、同じ薬を使っても、身体の塗る部位によって皮膚からの吸収のしやすさには差があるため、部位ごとの吸収率に合った強さの薬を選択する必要があります。
下図は身体の各部位における「薬の吸収のしやすさ」を表したものです。腕の内側の「吸収のしやすさ」を1.0としたときに、ほかの部位の「吸収のしやすさ」は何倍になるかを棒グラフで示しています。棒グラフが長いほど「薬を吸収しやすい部位」となり、棒グラフが短いほど「薬を吸収しにくい部位」となります。
例えば、頬や陰嚢の「薬の吸収のしやすさ」はそれぞれ、腕の内側の13倍、42倍となり、薬を吸収しやすい部位だということがわかります。一方、足底や手のひらの「薬の吸収のしやすさ」はそれぞれ、腕の内側の0.14倍、0.83倍となり、薬を吸収しにくい部位だということがわかります。
薬が吸収されやすく、副作用が出やすい部位への使用には、1ランク弱いステロイドを使うことが勧められます。
塩野義製薬HPより抜粋
▶ステロイド外用薬の正しい塗方
ステロイド外用剤は、適量を、すり込まずに塗りましょう。炎症が起こっている患部にすり込むことは、さらなる刺激となり、症状を悪化させる原因となります。
また、たっぷりつけたからといって効果が高まるわけではありませんが、副作用を心配して少ししかつけないことが多いので、多少べとつくぐらいつけましょう。また逆に広げすぎたり、他のクリーム剤などと薄めては充分な効果が得られません。
具体的には、口径5mmチューブから、大人の人差し指の第一関節の長さくらいを出した場合、大人の手のひら2枚くらいの広さの患部に使用するのが適量です。これを“フィンガーチップユニット”と言い、ステロイド外用剤に限らず塗り薬一般の使用量の目安になるので、覚えておくとよいでしょう。※5gなど口径の小さいチューブの場合は多めに出してください。
ステロイド外用剤を正しく知って、処方された薬を適正に塗ることをお勧めします。