マイタウン薬局熱田店ブログ
…消えた「 」。
こんにちは、マイタウン薬局熱田店です!
いよいよ、医療従事者から順に新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。これで、少しずつ元の生活に戻れることを期待しながら、それでもまだまだマスクとの生活は終わりそうにありません。
最近マスクにより表情筋の衰えを実感している方はいませんか?「マスクほうれい線」なるものも恐ろしいものです。マスクで口元が見えないため表情を作る筋肉に緊張感がなくなってしまったり。そもそもリモートワークなどで人と対面で接する機会が減っていたり。また、マスクをしていると知らないうちに顔の下半分がこわばったような変な表情になっているのに気づいたり。
使わないと衰えていく、これが人間の性質ですが、それを保つために面倒なことをしたくないのも本心です。
ところで、日本語から「い」が消えていっている、と言ったら驚きますか?たとえば「いやだ」が「やだ」、「うまい」が「うまっ」、「やばい」が「やべー」「やば」、「難しい」が「ムズい」から「ムズッ」へと。これは発音の“省エネ化”と言うそうです。
口の中で舌を前上方に引き上げて、口角を左右に引き、喉頭を少し締めた状態で声を発する母音...。文字で書くとなんだか難しくなりますが「い」の発音の仕方はこのようになるそうです。前舌母音といい、舌の位置が他の母音よりずっと高く、声帯のある喉頭をキュッと引き締めるエネルギーの要る発音法なんだとか。なので、この“面倒くさい”発音をより楽な方、楽な方へと変えていってしまったようです。
対面でもオンラインでも、コミュニケーションを取るには、表情はもちろんですが、きちんとした発音も大切です。最近のマスク生活では、口の動きがマスクによって制限され滑舌が悪くなり、相手が聞きとりづらくなっていることも多いのではないでしょうか?
面倒くさがらずに一語一語丁寧に、患者さまと話をするときはいつも以上に心がけていきたいです。
👄イウイウ体操👄
マスク生活で表情筋が衰えがちな時は「イウイウ体操」がオススメらしいです。
日本語からなくなっていっている「い」の発音と、口元を引き締める「う」を連続で、やや速く発音する方法。
▶「い」・・・口角を真横に引き、上下の歯が見えるように。自然と首にも力が入り筋が見えるていどに。
▶「う」・・・上下の唇をまん丸くとがらせて前の方にしっかりと突き出して。
これを連続して20回、1セット1秒くらいで少し速く口を動かします。
「い」は、下唇下制筋、笑筋、大頬骨筋、口角挙筋、広頚筋などの筋肉、「う」の発音は口輪筋をそれぞれ鍛えてくれるそうです。
素敵な笑顔を作っていくのにもよい体操なので、ぜひ皆さん試してみてください。
コロナ疲れも癒されるといいですね。