マイタウン薬局熱田店ブログ
なま〇・やき〇・〇まんじゅう
こんにちは。 マイタウン薬局熱田店です。(^^)/
早速ですが、問題です。タイトルの〇の中にどんな文字が入るかわかりますか?
すぐにピンッ!ときた方はかなりの食通!
ちなみに「さかな」ではありませんよ。魚まんじゅうあったら怖いし・・・
答えは、そう!「ふ」です。
室町時代から精進料理として親しまれてきた“麩(ふ)”。
日本の伝統食品として、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
焼き麩や生麩、角麩、揚げ麩など、地域特有のものも合わせて100種類に届くとも言われる馴染み深い麩ですが、その原料や作り方を知っている人は少ないかもしれませんね。
それでは、麩の魅力を紹介しながら「お麩とは?」に迫ります!
麩(ふ)しぎ、発見!!
原料は、「グルテン」と「もち米粉」。
グルテンとは小麦たんぱく質(植物性たんぱく質)のことで、粘弾性があり、主に小麦粉と水を混ぜ合わせることで抽出できます。
その小麦粉から取り出したグルテンともち米粉を混ぜたものが麩の生地となります。
麩を作る際、まずはグルテンを生成します!
小麦粉を水でよく練って、洗い流しながら小麦粉の中に含まれているでんぷん質を切り離すと、ゴム状のグルテン(湿麩-しっぷ-)が残ります。
この出来具合で麩の美味しさが決まるとも言われているんですよ。
次にそのグルテンにもち米粉や水を加えて練り合わせて成形することで、基本となる麩の生地が出来上がります。
蒸す STEAM
型にはめて蒸すように熱を通した生麩は、ねっとりとやわらかく、程よい弾力と粘り気があります。
様々な形にすることができ、火を入れても型崩れしにくく、煮炊き物に適しています。
茹でる BOIL
熱々のお湯で茹でた麩も生麩に分類されます。
生地を棒状に延ばして茹でてから成形することで綺麗な形に。
田楽や揚げ出しなどの料理におすすめです!
ぷるんっと、生麩ならではのもちもちとした食感を楽しめます。
焼く BAKE
水分を飛ばしながら直火焼または焙焼すると、ふんわり軽く、保存性の高い焼き麩に!
サクサクとした生地は網目構造になっているので水を含みやすく、お吸い物や味噌汁にぴったりです。
車麩、ちくわ麩、飾り麩など、様々な種類があります。
そしてここからが大事!!
▶「お麩」の意外な栄養とは?
お麩はの中にはタンパク質の構成要素として重要な役割を果たすプロリンが含まれています。プロリンは私達の体の中でコラーゲンの合成を促進する効果があります。
また肌だけではなく、骨や関節の骨折予防や関節痛の予防も期待でき、年齢を重ねて起こるトラブルの強い味方です。
脂質も少ないため、ささみと同じく低脂質高タンパクな食品となり、体作りを意識する方や体重をコントロールしたい方にとって最適な食材と言えます。
▶お麩のタンパク質効率のよい食べ方は?
グルテンは分解されにくいという特徴をもっているため、私達が食べる時は、 まず口腔の消化酵素を活用するためにしっかり噛むということが大切です。
焼き麩や生麩の食感は柔らかく噛む回数は少なくなりがちですが、1口20〜30回程度を目安にしっかりと噛むことを意識してみましょう。
また、「酢・レモン汁」などを使用することによりグルテンが分解されやすくなるため、酢の物などのメニューも効率よくタンパク質を摂取することに繋がります。
価格も優等生で、老若男女食べられて、栄養価も高い、となれば 日頃の食事に取り入れるっきゃないですね。
気になる麩まんじゅう。京都と愛知では包む葉っぱも違います。
愛知県(サルトリイバラの葉)
京都府(クマザサの葉)
中の餡はどちらもこし餡ですよ!!