マイタウン薬局若葉通店ブログ
季節の食材【冬】～だいこん～
Date:2020.2.1 | 13:00
こんにちは、マイタウン薬局若葉通店です(*^^)
季節の食材、今回は「大根」についてです。
年間を通して出回っている野菜ですが、旬は寒さで甘みが増している冬です♪
大根には消化酵素(胃もたれ防止)、食物繊維(便秘予防)、辛み成分(免疫力アップ)が含まれています。
【消化酵素】
胃もたれ防止の効果がある消化酵素は熱に弱いため、サラダや大根おろしとして生の状態で食べると良いです。
デンプン分解酵素(アミラーゼ)：食物の消化を助けてくれます。 胸やけ・二日酔いなどを防ぎます。バナナやキャベツにも含まれています。
タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)：大根おろしでタコをもみ洗いして柔らかくする等、調理の下ごしらえにも活用できます。納豆や生姜にも含まれています。
脂肪分解酵素(リパーゼ)：油っこいものを食べるときに一緒に食べると、胃もたれを防ぎます。トウモロコシやキノコにも含まれています。
【辛み成分】
のどを殺菌し、痛みを改善する効果もあります。辛みが苦手なら酢・すだち・レモン汁などで辛みを抑えることができます。
辛み成分(イソチアシアネート)：血栓防止や解毒作用があります。わさびやブロッコリー、小松菜にも含まれています。
【美味しい大根の特徴】
①の葉には②③④よりも栄養がたくさんあります。特にビタミンAは①にしかなく、豊富です。ビタミンAは炒めものにしたりドレッシングをかけたりして、油と一緒に食べると良いです。動脈硬化や心臓病の予防、皮膚や目などの健康を守ります。他にもカリウム(高血圧予防)やカルシウム(骨や歯の形成)、鉄分(貧血予防)も含まれています。
皮には中心部よりも２倍のビタミンⅭ(抗酸化作用)が含まれています。固くて水分が少ないので、歯ごたえを楽しむきんぴらがオススメです。
【保存方法・期間】
冷蔵＜②③④＞：丸ごと１本のままで放置しておくと葉から水分が蒸発し、根の水分が失われてしまうため、根②～④と葉①を切り分けて保存してください。湿らせた新聞紙で包み、ラップで密閉し、畑で生えていた時と同じように冷蔵庫に立てて入れてください。保存期間は１週間です。
冷凍＜②③④＞：食べやすい大きさに切ってください。冷凍用保存袋に入れ密封し、冷凍庫に入れてください。保存期間は２週間です。
冷凍＜④大根おろし＞：すりおろして水気をきってください。小分けしてラップで平らに包みます。冷凍用保存袋に入れ密封し、冷凍庫に入れてください。食べる際は自然解凍してください。保存期間は３週間です。
【オススメの食べ方】
《鶏もも煮のおろしのせ》
(２人分)
・材料
鶏もも肉･･･１５０～２００ｇ、大根おろし･･･大根１/４程度、油･･･小さじ１、
◎大根おろしで出た水分･･･３０㏄、◎酢･･･２０㏄、
◎醤油･･･大さじ２、◎砂糖･･･大さじ１/２、
★ネギ･･･少々
・作り方
①◎を混ぜておきます。
②鶏もも肉の水分を取り、食べやすい大きさに切ります。フライパンを熱し、油を入れ、鶏もも肉を皮目から焼きます。焼き目がついたら裏返してください。
③１を流し入れ、鶏ももに火が通るまで煮込みます。
④皿に盛りつけ、大根おろしをのせて完成です。
★お好みでネギを散らしても美味しいです。
鶏肉は、牛肉や豚肉と比べて消化吸収が良いとされています。さらに消化を促進するために大根おろしと組み合わせて食べることで、胃もたれを起こしにくくします。脂質が気になる方は胸肉やささみで代用するか、鶏もも肉の皮を取り除くと良いです。
食品は消化吸収された後は、熱になるもの・体をつくる元となるもの・体の調子を整えるものとして働きます。食品ごとに含まれる栄養素も異なるので、様々な食品を組み合わせてバランスよく食べることが健康に良いですよ。
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