ケアプランセンター
バリアアリー
こんにちは、マイタウン ケアプランセンターです。
朝晩と日中の気温差により体調を崩しやすい時期ですが、お変わりありませんでしょうか？
先日の朝刊にて、高齢者の自立支援についての興味深い記事をみつけましたので、今回はそれについてお伝えしたいと思います。
未曾有の高齢化が進む我が国では、高齢者の自立支援は喫緊の課題です。高齢者ができるだけ自立した生活を続け、介護保険に頼らずとも済むような支援が求められています。
そんな中、大分県ではユニークな取り組みをしているデイサービスがあるそうです。「バリアフリー」という言葉はすっかり世の中に浸透してきましたが、そのデイサービスは「バリアアリ（有り）ー」で、施設内に段差はある上、階段は急で室内には手すりもないそうです。敢えてそのような不便な環境の中で利用者さんに歩くことを促しているそうです。
そのデイサービスでは…
踏み台昇降機などがあり、それぞれの目標に向けてリハビリに励んでおられる。
「買い物をしたい」「畑仕事をしたい」などの各々の思いを胸に、意欲を高めている。
足元がふらつき、杖を使って歩いていた方が数ヶ月のリハビリ後、ご自身でスタスタと歩けるようになった。
このような取り組みをし、軽度の利用者さんの９割が改善されたそうです。利用者さんの中には体を動かす事が苦手な方もみえるようですが、一方で元気になった「卒業生」を見て来所する方もみえるそうです。勿論、重度な方、疾患を抱えた方には介護が必要ですので、自立の押し付けはすべきではないと思います。利用者さんの希望と同意を前提にリハビリの可否を見きわめることが大切と考えて、その施設は取り組まれています。
今や全国のどこの自治体でも、特に軽度な高齢者の自立支援が課題であり、私達のような事業者も知恵を絞っている所です。大分県のデイサービスのような好事例が他へも拡散され、更に精度を高めて行く必要があると思います。そして、支援を受けて元気になった方たちが地域や社会の中で今度は支援の担い手となって活躍することができるような仕組み作りが重要だと思いますし、そうした手法についても私達は学んでいかなければと痛感しました。
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