アス（朝）っパラから失礼します。

マイタウン薬局熱田店ブログ

Date:2022.3.29 | 07:30

おはようございます！　　マイタウン薬局熱田店です。

いよいよ桜も満開に近づき春本番！！

春といえば・・菜花だけではなく、アサリ、春キャベツ、新じゃがetc、スーパーの陳列台は賑やかになりますね。（・・・キャベツは「春」で、じゃがいもは「新」？）

そして今が旬のアスパラガス。この時期は北海道産がお店に並んでいます。

そこで今回は『春の味覚アスパラガス』。

アスパラガスの90%は水分で、3大栄養素と言われる炭水化物、たんぱく質、脂質はあまり含まれていません。しかし逆にビタミンやミネラルは豊富で、他の食事からは摂りにくい栄養素が含まれています。カロリーも1本あたり約5kcalと低く、低カロリーで栄養価が高いのも特徴です。

アスパラギン酸は筋肉疲労などでたまった乳酸をエネルギーに変換する働きを持っています。エネルギー源として一番利用されやすいアミノ酸です。
また味噌や醤油の原料となる豆類にも多く含まれる「うまみ成分」でもあります。

ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。血管の老化を防止したり、ビタミンCの吸収を促進したりします。

ビタミンB群の1つで、妊婦さんには欠かせない成分として有名です。たんぱく質や細胞の作成に必要な核酸を合成したり、赤血球の細胞の形成を助けたり、胎児の発育にも役立つと言われています。

ビタミンA、ビタミンB1、B2、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維

👆　アスパラガスには『オス』と『メス』があるよ

左：メス　　右：オス

アスパラギン酸には身体の中の毒素を尿と一緒に排出する利尿作用があります。そのため、むくみを解消する効果も期待出来ます。

アスパラギン酸には新陳代謝を活発にしたり、体内の水分バランスを整える作用がり、乾燥からお肌を守り、お肌にうるおいを与える保湿効果が期待出来ます。

アスパラギン酸は疲労の原因物質である乳酸を分解する作用があります。また、エネルギー源となるグリコーゲンの生成にも効果を発揮します。

アスパラガスに含まれるサルササポゲニングリコシドという成分が、T細胞と呼ばれる免疫細胞を活性化して免疫力をアップする効果が期待出来ます。

アスパラガスにはGABAという成分が含まれています。GABAは自律神経のバランスを整えて神経の興奮を抑え、リラックス効果をもたらしてくれます。
さらに、GABAには肝機能を改善し解毒機能を高める効果も期待されています。

👆　美味しいアスパラガスの選び方

アスパラガスには多くの栄養素、効果、効能があることがわかりましたね。
アスパラガスはプリン体が多いため、尿酸値が高い人の場合は注意が必要ですが、アスパラギン酸はよく栄養ドリンクにも含まれている成分なので、積極的に摂りたいところです。

ところで、アスパラガスを食べると尿が臭くなるという話を知っていますか？通称「アスパラガス問題」、ツンとした刺激臭を感じるそうです。

🌀　尿が臭くなる原因

アスパラガスに含まれるアスパラガス酸が、消化とともに硫黄化合物になり尿中に排泄されるため。

ただ、中にはアスパラガスを食べても尿が臭くならない人もいるのだとか。（硫黄化合物が生成されない人、硫黄化合物の尿への影響が少ない人）

また、「アスパラガス嗅覚障害」といって遺伝子レベルでにおいそのものを感じない人もいるそうです。（ハーバード大学。公衆衛生大学院の研究チームの研究より）

皆さんはどのタイプですか？ちなみに、私は・・・

なのよ。

硫黄化合物はアスパラガスを食べてから15〜20分くらいとかなり短時間で排出されるそうです。

今が旬のアスパラガスは、甘味と食感が魅力的です。アスパラ＆ベーコンにビールなんて最高ですね。・・・その後のにおい問題はさておき。