【第三回目】何にもないから生まれたもの。前向きに外に出て行く姿勢…マイタウン薬局では?

【第三回目】何にもないから生まれたもの。前向きに外に出て行く姿勢…マイタウン薬局では?

カフェ百時さんのチーズケーキは美味しくて有名です。今では様々なイベントや催事で見かけることも。また、店内にはクリエイターの作品が展示されており、様々な交流の場になっています。居心地の良いお店でありながら、居心地が良いだけではない。このようなお店をどのように作っていったのでしょうか? 店主である伊佐治さんにうかがいました。

interview : 荻原洋介

大変なこともあるけど、まずはやってみる!

荻原:カフェの店内に、クリエイター作品が展示されていたり、販売されていたりいつも活気がありますね。

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伊佐治:以前の店舗(旧、鳥居松店)の時からクリエイターさんたちとのつながりはありますね。今でもそこでチーズケーキを作っていますが、工房があるので、告知のためにも企画展をやったりしていました。そのうちに、だんだんつながりが増えてきて、店内だけではなく様々な場所でイベントを開催することになっていきました。

荻原:伊佐治さんはチーズケーキで出店されるんですよね?

伊佐治:私は特に料理やデザートの修業を受けたわけではないので、すべて自己流なんです。だから特に自信があったわけではないのですが、お客さんがチーズケーキを注文してくださることが多くて。「カフェ百時のチーズケーキが好き。」と言ってくださるお客さんもいて、後押ししてもらった感覚です。

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荻原:なるほど。そのような経緯があったんですね。伊佐治さんは、お話を聞いていても思うのですが、とても謙虚ですよね。

伊佐治:私はいつも、自分には何もないと思っているんです。だから、人より動いて、まずはやってみようと努力をする。あとは、周りの方々に助けてもらったことに感謝してここまでやってきたという感じです。

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作り手として参加することで輪が広がる。

伊佐治:あとは、イベントを企画して開催するだけではモチベーションが続かない。自分も作り手として参加することで、手応えも感じられるし、何よりも楽しいです。自分が積極的にイベントに出ていくことで、カフェの宣伝にもなりますし。

荻原:そうですね。薬剤師も積極的に外に出ていく機会を持てたらと日頃から思っています。

 

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カフェ百時で、薬剤師ができること。

荻原:店内でも、様々なイベントをやってらっしゃいますよね?

伊佐治:自然と志の似たような人たちが集まって、面白いイベントが進んでいきます。

荻原:例えば、マイタウン薬局の薬剤師による健康チェックとか、薬の勉強会のようなイベントをさせていただくことも出来るんですか?

伊佐治:とても面白そうですね。健康に気を使っていらっしゃるお客様も多いですし、日頃は聞けない薬のお話は私も興味があります。

荻原:私たちとしても、日頃店舗にいらっしゃる方以外に、もっと薬剤師の役割を知ってもらい、頼ってもらいたい。薬局に気軽に立ち寄れるようになれば、病気になる前の予防段階でアドバイスができると思うんです。そうなれば、地域の健康をもっと見守ることができる。少しずつでも、私たちが動くことで薬剤師とみなさんの距離を縮めていければと。

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拡大ではなく、継続を。

荻原:伊佐治さんは今後、カフェ百時さんをどのようにしていきたいんですか?

伊佐治:私は、店舗数を増やすとか大きくするとか、そういうことにはあまり興味がないんです。ただ、なるべく長くは続けていきたい。畳のせいか、子ども連れで来てくださるお客さんも多いのですが、子どもが少し大きくなった時に、「お母さんと行った、あの居心地の良い場所はどこだったかな。」と思い出してくれるようなことがあったら嬉しい。この地域で、世代を超えて愛されるような場所になれたらと思っています。この3月でやっと10年。まだまだです。

荻原:マイタウン薬局も、10年を迎えました。薬局の役割や立ち位置がどんどん変わっている昨今です。もちろん会社としての形態も業種も違うカフェ百時さんですが、共感することもとても多いお話でした。今日、感じたことを活かして、よりより方向に進んでいけるよう頑張ります!

お忙しい中、お話しありがとうございました。

伊佐治:こちらこそ、知らないお話もいろいろ聞けてよかったです。ありがとうございました。

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…おわり

 

以前の記事はこちら

【第一回目】地域に根ざすために大切なこととは?

【第二回目】業種の違う5人の事業主とだからできたこと。

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「カフェ百時(ももとき)」伊佐治素美
古民家をリノベーションした起業シェア店舗に入るカフェの代表(店主)。過去の店舗デザイン、インテリアの仕事を活かし、寛げる空間を作り上げている。お客様は、それぞれの目的でゆっくりとカフェに訪れてくれたらいいと、こだわりを主張しすぎないおもてなしを目指している。
住所:愛知県春日井市旭町1丁目11(勝川大弘法通り商店街内)
http://ameblo.jp/momotoki-m02/
荻原洋介
大学卒業後、産業機械設備商社にて営業、自動車部品メーカーにて生産管理やトヨタ方式現場改善を行い、その後マイタウン薬局に入社。マイタウン薬局では本部に所属し、人財の採用業務や取引先との交渉等々を行っている。
趣味:スポーツ観戦(主にサッカー)
好きな言葉:『学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。』松下幸之助

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